C-1 職域架橋型コース 6月活動報告
- 日時
- 2022年6月11日(土)
2022年6月12日(日) - 方法
- 東京大学本郷キャンパスにて対面開催
概要
養成コースC 職域・地域架橋型コーディネーター C-1職域架橋型コースの6月講義が開催されました。
6月11日午前 TICPOC C-1コースの趣旨と概要
TICPOC事務局 笠井清登・濱田純子
6月11日午後 総合病院心理職の仕事と倫理
国家公務員共済組合連合会虎の門病院 心理部室長 舘野由美子 臨床心理士/公認心理師
東京医療センター精神科 千葉ちよ 心理療法士
6月12日午前 総合病院精神医学と多職種協働
東京大学医学部附属病院 近藤伸介 特任講師・市橋香代 特任講師
6月12日午後 トラウマインフォームドケア
兵庫県こころのケアセンター 亀岡智美 副センター長兼研究部長
受講生の感想
(笠井先生・濱田先生の講義)
TICPOCの目指すもの、プログラムを通して学べることの方向性が確認できました。それぞれの人が持つ「価値」を大切にした支援は、時代・社会状況・個人の成長等によって常に進化することを前提に、両先生の柔軟で広い視座を感じられました。
(舘野先生・千葉先生の講義)
お二方の先生はさまざまに限られた中でも心理職としてできることを探し、ときには工夫を凝らされ、それを続けられていました。そして組織の中でじわじわと、心理職という存在が確かなものになっていった印象をうけました。その中でもやはり、その場に耐えられる心理職としての姿勢の大切さを共通して学ばせていただきました。私も改めて自分の職場での専門性を意識しつつ真摯に仕事に向き合いたいと思いました。
(近藤先生・市橋先生の講義)
お二方の先生のお話を聞いていて共通して思ったことはこころと身体、についてです。精神科医療を通して、はたまた心理士の視点を通して、地域をベースにした支援を通して、どのようにこころと身体を分断させない、こころと身体がつながった支援をしていくのか。皆で考えていかなければいけない課題のように感じながら聞かせていただきました。
(亀岡先生の講義)
トラウマ治療というと、どうしても高度で専門的な治療のイメージが先行していましたが、先生のお話を聞いて、トラウマということを全面に出さずとも、その視点をもって気づいていくことが支援の一歩になると教えていただきました。自分を含めた支援者側のケアの視点や場の安心安全ということも大切にしながら、また明日から私なりに精一杯仕事に向きあおうと思いました。