活動報告

【C】2022年度

養成コースC 職域・地域架橋型コーディネーター
Cコース合同 9月活動報告

日時
2022年9月3日(土)
2022年9月4日(日)
方法
東京大学本郷キャンパスにて対面開催
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概要

養成コースC 職域・地域架橋型コーディネーター Cコース合同 9月講義が開催されました。

9月3日午前 精神分析的心理療法における「女性であること」とトラウマ
       帝京大学心理臨床センター 笠井さつき 教授
9月3日午後 ヤングケアラー
       成蹊大学文学部現代社会学科 澁谷智子 教授
9月4日午前 家族依存から社会的支援に向けて
       和歌山県精神保健福祉家族会連合会 大畠信雄 代表
       あおば福祉会 島本禎子 代表
9月4日午後 22q11.2 欠失症候群-重複する障害を抱えた 子どもとその家族の生活-
       22 HEART CLUB 早川幾代 代表
       22 HEART CLUB 三ツ井幸子 副代表

受講生の感想

(笠井先生の講義)
子どもの支援の立場では母の行動の子どもへの影響を考えますが、母には母なりの居場所のなさがあり、父も祖母もそれぞれに傷つきがあり、支援が必要なのかもと感じました。どのフィールドで自分がいるかによって、考える視点は異なり、それを意識しないと誰かのせいにしたり、責めたりといった一元的な対応になると思います。相反するようなことになると思いますが、その中で考えていくことが必要だと感じました。みえないことがあることを考える視点を大事にしていこうと思いました。

(澁谷先生の講義)
人口の変化や社会構造を振り返り,現代の若者がおかれている立場を考えて,ヤングケアラーの存在やその支援の重要性についてのお話は大変説得力があり,感銘を受けました。また,現在のところ日本においてはやはり学校を中心とした支援や啓発が中心にならざるをえないように感じました。どのようにすれば社会の課題として地域などでの取組ができるかが今後の大きな課題のように感じました。

(大畠さん、島本さんの講義)
「家族依存から社会的支援」「家族が責任を持つ文化を断ち切らねばならない」という言葉が心に強く残りました。自分は都内の訪問看護の現場で働いていて、ご家族頼みの制度になっていることを常々感じます。一方で、疾患や障害を抱えながらも、サービスを利用しながら一人暮らしをされている方もいて、地域の社会資源の格差や家族文化が悲しい事件を引き起こしてしまっている現状を痛感しました。大畠さんの、ご家族に寄り添った根気強いご活動に胸を打たれ、島本さんの、兄弟姉妹であっても自分の人生を生きられるようにという言葉に涙が出ました。

(早川さん、三ツ井さんの講義)
「助けてと言い合える社会を」構築するために、家族だけでなく、社会で見守る体制をつくる必要があると改めて感じました。いろんなところで助けてもらえる環境を作り、地域で支えられる体制を作らなければならないと思いました。

  
  

C-1 職域架橋型コース 8月活動報告

日時
2022年8月6日(土)
2022年8月7日(日)
方法
Zoomによるオンライン開催
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概要

養成コースC 職域・地域架橋型コーディネーター C-1職域架橋型コースの8月講義が開催されました。

8月6日午前 認知行動療法:認知再構成を考える
       上智大学総合人間科学部心理学科 毛利伊吹 准教授
8月6日午後 心理支援におけるコラージュ療法の理論とその実践―コラージュボックス法を中心にー
       鹿児島大学大学院臨床心理学研究科 中原睦美 研究科長、教授

8月7日午前 スキーマ療法
       洗足ストレスコーピング・サポートオフィス 吉村由未 シニアCBTセラピスト
8月7日午後 発達障害の臨床とアセスメント
       東京大学大学院医学系研究科 金生由紀子 准教授

受講生の感想

(毛利先生の講義)
行動や認知を「変える」ことを目指すのではなく、プロセスを通して違う見方ができるように気づくと少し変わっていることがある、ということや、でも、変えられないもの、変わらないものはそのまま受け入れることなども含めて、セラピストとクライアントが協働して、丁寧に取り組んでいくことが大切であることを改めて肝に銘じたいと思いました。

(中原先生の講義)
自分でコラージュを作ってみて、そのプロセスを通しても、解放感や、充足感、わくわく感など、いろんな気分を味わえることを体感しました。上手下手もなく、正解もなく、ただ感じるままに…というのも心地よさの一つなのだな、と感じました。ご講義や見せてくださった事例からは、パ-ツ選びなどの準備段階から、その人への寄り添いをされていて、その見守りの中で、安全で、しかし安全過ぎない枠の中で、自由な表現ができるのだということを学ばせていただきました。

(吉村先生の講義)
スキーマ療法について初めて学びました。CBTはクライエントや関係者との共通理解を得やすい点が良いと思いますが、スキーマやモードが加わることでさらに多様かつ的確なアプローチが可能になるのではないかと感じました。まず自分で試してみようと思いました。

(金生先生の講義)
金生先生の「本人がどう理解するか」という捉え方が印象的でした。そのために、適切なアセスメント、周囲の理解や環境の調整が大切だと思いました。また、本人が自分の特性(強みや弱み)を理解することは支援の一つだと思いました。SCとして、進学、就労を視野に入れ、自分の特性理解につながる支援ができるように学び続けたいです。

  
  

C-2 地域連携型コース 7月活動報告

日時
2022年7月23日(土)
2022年7月24日(日)
方法
オンライン会議システムによる開催
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  • C-2 地域連携型コース 7月活動報告
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概要

養成コースC 職域・地域架橋型コーディネーター C-2地域連携型コースの7月講義が開催されました。

7月23日午前 地域共生社会におけるメンタルヘルスの戦略
       (一社)自殺予防と自死遺族支援・調査研究研修センター理事
       川崎市総合リハビリテーション推進センター所長 竹島正
7月23日午後 地域と共に生きる寺院と「集いの場」
       大正大学社会共生学部 髙瀨顕功 専任講師

7月24日午前 精神障害にも対応した地域包括ケアと意思決定支援
       国立精神・神経医療研究センター 藤井千代 部長
7月24日午後 精神保健のOrganizational Changeに向けた研究の方法論
       東京大学医学部附属病院 金原明子 特任助教
       国立精神・神経医療研究センター 山口創生 室長

受講生の感想

(竹島先生の講義)
第2次世界大戦の自殺への影響のお話が印象に残っています。今この瞬間のことで考えてしまいがちですが、見えていないものの影響の方が実は大きいということに気づきました。戦争によるトラウマが社会、文化、価値観にしみ込んでいること、そこにトラウマがあると感じないほどにしみ込んでいるかもしれないことを意識して、語られないことや見えていないことを考えたり、可視化したりする姿勢を忘れないようにしたいと思いました。

(髙瀨先生の講義)
公務員心理職として働いている立場として、私領域と公領域につながるための中間的な場を考えるという視点の高瀬先生の講義は刺激的でした。なんらかの助けが必要と考えられる人たちへの対応は、決して公のものだけではないという当たり前のことが、ついつい抜けてしまうように思いました。自分の働いている領域をメタ的に眺めることができた機会になりました。

(藤井先生の講義)
日本社会の抱える福祉的医療的課題に言及されながら、メンタルヘルスケアの重要性とその根拠について、これまでの業務の中で学んだこと以上に理解が深まりました。共同意思決定のプロセスについても、環境や時代の変化とともに価値観が変わる中で多様さを帯びていくとのことで、支援者と当事者が協働していくことの困難さと課題解決へのアプローチの展開を今後も考えていかないといけないと考えました。

(金原先生・山口先生の講義)
地域精神保健の歴史の大きな流れや、国による研究にかける費用や活用度・文化の違い等を伺い、歴史的・俯瞰的視点によって、自分の周りで起きていることを相対的に見つめ直していくことに繋がることを学んだ。組織変革という視点においては、組織自体のニーズのアセスメントや、何が優先される必要があるのかを考えること、タイミングと適したアプローチを丁寧に検討していく必要があることも感じた。

  
  

C-1 職域架橋型コース 6月活動報告

日時
2022年6月11日(土)
2022年6月12日(日)
方法
東京大学本郷キャンパスにて対面開催
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概要

養成コースC 職域・地域架橋型コーディネーター C-1職域架橋型コースの6月講義が開催されました。

6月11日午前 TICPOC C-1コースの趣旨と概要
       TICPOC事務局 笠井清登・濱田純子
6月11日午後 総合病院心理職の仕事と倫理
       国家公務員共済組合連合会虎の門病院 心理部室長 舘野由美子 臨床心理士/公認心理師
       東京医療センター精神科 千葉ちよ 心理療法士
6月12日午前 総合病院精神医学と多職種協働
       東京大学医学部附属病院 近藤伸介 特任講師・市橋香代 特任講師
6月12日午後 トラウマインフォームドケア
       兵庫県こころのケアセンター 亀岡智美 副センター長兼研究部長

受講生の感想

(笠井先生・濱田先生の講義)
TICPOCの目指すもの、プログラムを通して学べることの方向性が確認できました。それぞれの人が持つ「価値」を大切にした支援は、時代・社会状況・個人の成長等によって常に進化することを前提に、両先生の柔軟で広い視座を感じられました。

(舘野先生・千葉先生の講義)
お二方の先生はさまざまに限られた中でも心理職としてできることを探し、ときには工夫を凝らされ、それを続けられていました。そして組織の中でじわじわと、心理職という存在が確かなものになっていった印象をうけました。その中でもやはり、その場に耐えられる心理職としての姿勢の大切さを共通して学ばせていただきました。私も改めて自分の職場での専門性を意識しつつ真摯に仕事に向き合いたいと思いました。

(近藤先生・市橋先生の講義)
お二方の先生のお話を聞いていて共通して思ったことはこころと身体、についてです。精神科医療を通して、はたまた心理士の視点を通して、地域をベースにした支援を通して、どのようにこころと身体を分断させない、こころと身体がつながった支援をしていくのか。皆で考えていかなければいけない課題のように感じながら聞かせていただきました。

(亀岡先生の講義)
トラウマ治療というと、どうしても高度で専門的な治療のイメージが先行していましたが、先生のお話を聞いて、トラウマということを全面に出さずとも、その視点をもって気づいていくことが支援の一歩になると教えていただきました。自分を含めた支援者側のケアの視点や場の安心安全ということも大切にしながら、また明日から私なりに精一杯仕事に向きあおうと思いました。

  
  

C-2 地域連携型コース 5月活動報告

日時
2022年5月21日(土)
2022年5月22日(日)
方法
東京大学本郷キャンパスにて対面開催
  • C-2 地域連携型コース 5月活動報告
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  • C-2 地域連携型コース 5月活動報告
  • C-2 地域連携型コース 5月活動報告
  • C-2 地域連携型コース 5月活動報告
  • C-2 地域連携型コース 5月活動報告

概要

養成コースC 職域・地域架橋型コーディネーター C-2地域連携型コースの5月講義が開催されました。

5月21日午前 TICPOC C-2コースの趣旨と概要
       TICPOC事務局 笠井清登・熊倉陽介
5月21日午後 障害の社会モデルから見る学校のバリア
       東京大学大学院教育学研究科附属バリアフリー教育開発研究センター 星加良司 教授
5月22日午前 意志論のためのエスキス アレント、ヴェルナン、アガンベン
       東京大学大学院総合文化研究科・教養学部 國分功一郎 教授
5月22日午後 当事者研究の歴史と理念
       東京大学先端科学技術研究センター 熊谷晋一郎 准教授
       自他の身体に関する知識と社会変革:当事者研究とソーシャルマジョリティ
       東京大学先端科学技術研究センター 綾屋紗月 特任講師

受講生の感想

(笠井先生・熊倉先生の講義)
こころの支援は時代や社会と共に変化していくということが印象深く、ミクロとマクロの視点を持つことの大切さを改めて感じた。価値の変容を個人に求めるのではなく、関わる全ての人の価値が変容しうる前提で相対的に考える必要性を感じた。

(星加先生の講義)
自身の持つ価値の偏りに気づくことは、相手への興味関心や対話のきっかけづくりとなり、社会的障壁の背景を知ることや、不要・過剰の改善につながると理解できました。インクルーシブ教育に「ともに在ること」を重視する欧米と「学習権の保証」を重視する日本について、特徴の違いも踏まえ理解することが出来ました。

(國分先生の講義)
自己決定の名の下、個々の過去(物語)は考慮されず、責任は押し付けるか押し付けられるものというあり方が、対人支援のみならず、組織、社会・国家のあり方にまで、入れ子のように続いているという視点は、何やら精神分析的でもあり、興味深く感じた。

(熊谷先生・綾屋先生の講義)
講義を踏まえた上でのマイクロアグレッションを考える時間が大変興味深かったです。最初は私が関わっている当事者間でのことが頭に浮かんだのですが、その後自分にも当てはまることに気付いた時の衝撃は大変大きいものでした。しかし気づきのあと改めてマイクロアグレッションとは何かと自分自身へ問いかけたその答えが見つからず悶々としていたのですが、質疑応答の中にたくさんヒントが見つかりました。そして今日一日を通した学びの中から改めて問いかける必要を感じました。

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