お申込み

私はもともと、精神保健福祉士として支援員の仕事をしてきました。
しかし、これからはより自分の当事者経験を活かして働きたいと考えるようになり、ピアサポートワーカーの研修に応募しました。
講座では、リカバリーやピアサポートに関する知識を得るだけでなく、ピアサポートワーカーを含めた多職種での対話を通して、他の専門職の様々な視点を知ることができました。ピアサポートワーカーが支援に加わることの意義について、より理解が深まったと思います。
また、日々の仕事と研修を両立できたことも良かったです。Dコースで学んだことを日々の業務と照らし合わせ、振り返り、言語化するという作業を通して、これからの働き方を考えていきました。
現在も、卒業生という立場で講座に参加させていただいております。学びが、自分自身のリカバリーにつながっていると実感しています。
来年度の研修生の方々との出会い、そして共に学べることを、今からとても楽しみにしています。

TICPOC_Dコース 2020年度修了生 瀬戸麻貴

私は、福祉施設の勤務で、自分のサポートに自信が持てず改善したいと感じていました。
この研修を知り「力不足で受講は恐れ多い」とも思いましたが「福祉の道を進むなら、欠かせない過程」だと思い応募しました。私の研修の時は、まず「ピアサポートとは」の基礎から学びました。スタート地点から自分の概念のずれに気付き、目から鱗が落ち、その後も受講の度、沢山の発見と驚きを得られました。また、ピア以外の専門職も共に参加する為、色々な立場や視点から意見が聴けて、視野も世界も広がり、協力し合うという発想に繋がりました。他では得る事が出来ない環境の中、貴重な機会が一杯詰まった研修でした。受講出来て良かったと心から思います。

TICPOC Dコース 2021年度研修生 H.K

私は研修を受ける前、支援者と当事者の間にアンバランスな力の偏りが在ると感じていました。
研修を通じて考えたかった事は力の偏りの中に「対等性」や「相互に学びあう関係性」をどう持ち込むかという事でした。実際の研修は「自分はなぜそう感じるのか、なぜそう考えるのか」自分自身について深く考察する貴重な機会になりました。また支援者、当事者に関わらずお互いの視点を持ち寄って明確な正解の無い事柄についてみんなで「一緒に考える」楽しさと「考え続ける」大切さを学びました。研修を終えても、答えを出して満足するのではなく、より良い答えは無いのか、満足することなく自分の答えに対して考え続ける姿勢で在りたいと感じています。

TICPOC Dコース 2021年度研修生 石田祥夫

ピアサポートってどういうものなのだろう?TICPOCのDコース受講が決定した時、私は自分のピアサポート像をはっきりと思い描けずにいました。しかし、受講の場を共にする仲間と話をしていくと、いろいろなことを知っていきます。この過程は自分の中のピアサポートのあり方を、少しずつ鮮明にしてくれました。そして、修了した今もその道は続いています。私は受講を重ねるうちに、ピアサポートのあり方は多様にあると思うようになりました。そこには原形となったものもあれば、目の前ですでに起こっている時も。以降、ピアサポートの実践では、仲間との繋がりの中に見出した可能性が生きていて、そこに心からの「ありがとう」を覚えています。

TICPOC Dコース 2022年度研修生 青木 裕史

私は、精神保健福祉士の資格を持ったピアスタッフとして働いています。専門職とピアスタッフの役割葛藤、自分は何者なのか分からなくなることが多くなり、これらの葛藤や自分の経験をどのように伝えたら仲間が救われていくのか、改めて学びたいと思い、Dコース研修に志願しました。初めての講座は緊張があり、言葉ひとつひとつが難しく感じましたが、回数を重ねることで、質問など聞けるようになり、気軽にディスカッションすることで分かりやすい言葉で説明してもらい、理解が深まりました。そして、プライベートの配慮(子育て中など)として、実習時間や日程を調整して頂き助かりました。どんな背景があったとしても、実習にチャレンジできるということが素晴らしいと思います。ピアサポート・リカバリーとは何か、私たちピアスタッフとは何者なのか、考えを深めることができ、ピアスタッフでいることは簡単なことではないと感じ、経験だけを武器にするのではなく学び続けることが大切だと気付きました。Dコース研修が終わっても、ここで出会えた仲間達と学び続けたいです。

TICPOC Dコース 2022年度研修生 藤原 由紀

  • D-1コース 精神領域ピア人材

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