活動報告

【C】2024年度

Cコース 職域・地域架橋型コーディネーター
C-2地域連携型コース 9月活動報告

日時
2024年9月8日(日)
方法
東京大学本郷キャンパスにて対面開催
  • Cコース 職域・地域架橋型コーディネーター C-2コース 9月活動報告
  • Cコース 職域・地域架橋型コーディネーター C-2コース 9月活動報告
  • Cコース 職域・地域架橋型コーディネーター C-2コース 9月活動報告
  • Cコース 職域・地域架橋型コーディネーター C-2コース 9月活動報告

概要

職域・地域架橋型コーディネーター養成C-2コース 9月講義が開催されました。
9月8日午前ピアサポートワーカーとコ・プロダクション
東京大学大学院医学系研究科 宮本有紀准教授
東京大学医学のダイバーシティ教育研究センター 里村嘉弘准教授
東京大学医学のダイバーシティ教育研究センター 佐々木理恵学術専門職員・ピアサポートワーカー

9月8日午後東日本大震災被災地におけるメンタルヘルス対策
岩手医科大学神経精神科学講座 大塚耕太郎教授

受講生の感想

(宮本先生、里村先生、佐々木さんの講義)
「サービスをデザインする最良の人材は、サービスユーザー自身である」という原理において、共同創造の本質的な目的と意義を学ぶことができました。対等で互恵的な関係を築くには、時間と工夫が必要かもしれませんが、ぜひ実践を通じて追求していきたいです。グループワークでは、共同創造的な関係性を阻害する特に構造的なバリアと限界について、現場に即した経験を共有し、貴重な視点をいただきました。医療者・支援者も語れる場が必要だと実感、それがコ・プロダクションの土台になりうるとすれば、日々の中で意識的に取り入れ、より良い環境を作っていきたいと思います。

(大塚先生の講義)
専門性やスキルというものも大切だけど、それ以前の「丁寧に接する」ことを一番に挙げられていたことが印象的でした。被災地支援というのは,トラウマインフォームドケア,共同創造,組織変革が最も際立った形で実践される場なのでしょう。受講者から,「自分にできることはボランティアの人と同じように,話を聴くくらいで,そこで発揮すべき専門性とは何か?」という質問がありましたが,災害派遣で現地に赴いた専門職の多くが感じることでしょう。圧倒されるような凄惨な状況で,福祉や心理の専門職として何ができるのか。「日頃できること以上のことはできない」のであれば,普段の仕事と向き合い直す必要がありそうです。

Cコース 職域・地域架橋型コーディネーター
C-2地域連携型コース 6月活動報告

日時
2024年6月16日(日)
方法
東京大学本郷キャンパスにて対面開催
  • Cコース 職域・地域架橋型コーディネーター C-1コース 6月活動報告
  • Cコース 職域・地域架橋型コーディネーター C-1コース 6月活動報告

概要

職域・地域架橋型コーディネーター養成C-2コース 6月講義が開催されました。
6月16日午前被害者支援-TICに基づく支援と支援者支援-
被害者支援都民センター 鶴田信子 心理相談担当責任者

6月16日午後薬物依存症をもつ人を地域で支える
国立精神・神経医療研究センター 松本俊彦 部長

受講生の感想

(鶴田先生の講義)
犯罪被害者の心理的ケアを担う支援のなかで、人と人、人と社会との継続的な結びつき(つながり)が重視されることを改めて理解するとともに、その「つながり」が相手の中で満たされていくことの難しさを痛感した。TICには、被害者のみでなく支援者自身のトラウマのケアも含み、支援をしている自分の状態を俯瞰して「知る」ことや、支援者もまた周囲と「つながる」ことが必要なのだと思った。

(松本先生の講義)
松本先生の講義を対面で受講できることを楽しみにしていました。温かく力強く魅力的な先生のお話に、支援者として多くの気づきとエネルギーをいただきました。アディクションは苦しい今を生きのびるために必要なもの、依存症とは安心して人に依存できない病気など、依存症について理解することは、支援の姿勢に大きく影響すると思いました。『ダメ。ゼッタイ』の風潮やスティグマのある社会の中では、ただでさえ人に依存できない方をますます孤立に追い込んでしまいます。アディクションを即やめさせるのではなく、ハームリダクションしながら人とのつながりを増やすことが回復につながることを、支援者として心に留めていきたいと思います。

Cコース 職域・地域架橋型コーディネーター
C-1コース 5月活動報告

日時
2024年5月26日(日)
方法
東京大学本郷キャンパスにて対面開催
  • Cコース 職域・地域架橋型コーディネーター C-1コース 5月活動報告
  • Cコース 職域・地域架橋型コーディネーター C-1コース 5月活動報告
  • Cコース 職域・地域架橋型コーディネーター C-1コース 5月活動報告

概要

職域・地域架橋型コーディネーター養成C-1コース 5月講義が開催されました。
5月26日午前患者・家族の言葉からみえてくるがん療養生活
東京女子医科大学神経精神科 赤穂理絵 准教授

5月26日午後総合病院の心理臨床と支援者支援
国家公務員共済組合連合会虎の門病院 舘野由美子 心理部室長 臨床心理士/公認心理師
東京医療センター精神科 千葉ちよ 臨床心理士/公認心理師

受講生の感想

(赤穂先生の講義)
患者さんが医療者に相談したいことは病気のことだけではではない、と言う赤穂先生の言葉にはっとさせられました。家族、仕事など大切にされていることに関する気がかりをお話しいただけるよう、患者さんに寄り添う必要性を理解できました。

(舘野先生・千葉先生の講義)
いずれの先生も総合病院での心理臨床について、具体的な事例を交えて話をしていただき、大変興味深かった。

支援者自身の傷つきについて感じとれるように知見をもっと広めていきたいと感じました。また、職種によって見えてくる視点の違いを大切にできるよう、協同する職種のことをさらに学びたいと思いました。

Cコース 職域・地域架橋型コーディネーター
Cコース合同 4月活動報告

日時
2024年4月21日(日)
方法
東京大学本郷キャンパスにて対面開催
  • Cコース 職域・地域架橋型コーディネーター Cコース合同 4月活動報告
  • Cコース 職域・地域架橋型コーディネーター Cコース合同 4月活動報告
  • Cコース 職域・地域架橋型コーディネーター Cコース合同 4月活動報告
  • Cコース 職域・地域架橋型コーディネーター Cコース合同 4月活動報告
  • Cコース 職域・地域架橋型コーディネーター Cコース合同 4月活動報告

概要

職域・地域架橋型コーディネーター養成コースC合同 4月講義が開催されました。
4月21日午前障害の社会モデルと解釈的不正義
東京大学先端科学技術研究センター 熊谷晋一郎 教授

当事者研究の源流
東京大学先端科学技術研究センター 綾屋紗月 特任准教授

フラッシュバックのつかい方
ダルク女性ハウス 上岡陽江 代表

4月21日午後多職種協働における折衷主義から多元主義へ
京都大学大学院医学研究科 村井俊哉 教授

Values-based practice~価値観の多様性に向き合う実践医療倫理
東京大学医学部附属病院 榊原英輔 講師

受講生の感想

(熊谷先生・綾屋先生・上岡先生の講義)
初回の講義だったこともあり、TICPOCの目指すところをかなり明確にしていただきました。実際に自分で当事者研究を体験してみて、先生からもコメントがあったように、言葉にできないモヤモヤをいかに言葉にしていくことができるか、支援に携わる身として考えていきたいなと思いました。

(村井先生・榊原先生の講義)
Values-Based Practiceという概念をよく理解できとても勉強になりました。どのようなマニュアルや支援にも価値が生じているという点は気をつけなくてはならないと改めて感じました。また、議論の土俵をあわせることという点も、多職種や患者家族と話すなかで改めて気をつけることだと感じました。

関連機関