活動報告

養成コースC 職域・地域架橋型コーディネーター
C-1 職域架橋連携コース 5月活動報告

日時
2019年5月11日(土)
2019年5月12日(日)
場所
東京大学医学部附属病院 入院棟B 1階会議室
  • 養成コースC 職域・地域架橋型コーディネーターC-2 地域連携型コース 4月活動報告01
  • 養成コースC 職域・地域架橋型コーディネーターC-2 地域連携型コース 4月活動報告02
  • 養成コースC 職域・地域架橋型コーディネーターC-2 地域連携型コース 4月活動報告03
  • 養成コースC 職域・地域架橋型コーディネーターC-2 地域連携型コース 4月活動報告04

概要

養成コースC 職域・地域架橋型コーディネーター C-1職域架橋連携型コースの5月講義が開催されました。
5月11日午前の部は、はじめに笠井清登東京大学大学院医学系研究科教授から「C-1コースのねらい」について、濱田純子心理士、太田和佐心理士から「C-1コースの学びに期待すること」をお話いただきました。
講義では、近藤伸介東京大学医学部附属病院特任講師から「精神科受診見立て・見極め 実践編/理論編」についてお話いただきました。精神医学的視点からの見立てや見極めのポイントについて、DVD等用いながら臨床に即したかたちで具体的なご説明をしていただくことで、新たな気づきを得るとともに普段の臨床の再確認をすることができました。
午後の部は、黒田美保名古屋学芸大学ヒューマンケア学部子どもケア学科教授から「自閉スペクトラム症のアセスメント」と題して、数あるアセスメントツールの中でも、とりわけ診断・評価において有用なADOS-2、ADI-Rを中心に、アセスメントから支援について幅広くお話いただきました。
1日目の講義終了後には、C-2同様、参加者同士の自己紹介、それぞれの立場で抱いている課題意識について話し合いを行い、交流を深めました。

5月12日午前の部は、金原明子精神保健福祉士から「なぜC-1コースで質的研究を学ぶのか」講義前イントロダクションをしていただき、能智正博東京大学大学院教育学研究科教授から「質的研究入門~データ分析のはじめの一歩~」についてお話いただきました。「データ分析のワーク」の時間では、実際にサンプルデータを分析してみることで、質的データを読む際のポイントや質的研究の基礎的な手続きについて学ぶことができました。
午後の部は、藤山直樹上智大学名誉教授から「精神分析という視点」についてお話いただきました。後半は、事前に受講生から募集した事例を用いて検討会を行い、どの理論的立場や技法に拠って臨床をしているかに関わらず、臨床の場で起こる出来事を捉える際に、精神分析の視点が役立つことを具体的に学ぶ機会となりました。

養成コースC 職域・地域架橋型コーディネーター
C-2 地域連携型コース 4月活動報告

日時
2019年4月13日(土)
2019年4月14日(日)
場所
東京大学医学部附属病院 入院棟A 1階レセプションルーム
  • 養成コースC 職域・地域架橋型コーディネーターC-2 地域連携型コース 4月活動報告01
  • 養成コースC 職域・地域架橋型コーディネーターC-2 地域連携型コース 4月活動報告02
  • 養成コースC 職域・地域架橋型コーディネーターC-2 地域連携型コース 4月活動報告03
  • 養成コースC 職域・地域架橋型コーディネーターC-2 地域連携型コース 4月活動報告04
  • 養成コースC 職域・地域架橋型コーディネーターC-2 地域連携型コース 4月活動報告05

概要

養成コースC 職域・地域架橋型コーディネーター C-2地域連携型コースの4月講義が開催されました。
4月13日午前の部は、笠井清登東京大学大学院医学系研究科教授から「TI-CP-OC事始め」として本プロジェクトの核となる概念について詳細な説明がありました。また、参加者同士の自己紹介、それぞれの立場で抱いている課題意識について話し合いを行いました。
午後の部は、熊倉陽介東京大学大学院医学系研究科精神保健学/国立精神・神経医療研究センター薬物依存研究部科研費研究員から、「医療者の内なるスティグマと医療トラウマ-回復の並行プロセスのはじまりとしてのハウジングファースト-」についてお話いただきました。その後、「Trauma-Informed Care」「Co-Production」「Organizational Change」「地域連携」「価値に基づく支援」の5つのグループに分かれ、課題の共有とプロジェクトの立案に向けてグループディスカッションを行いました。
4月14日午前の部は、綾屋紗月東京大学先端科学技術研究センター特任研究員から「自他の身体に関する知識と社会変革-当事者研究とソーシャル・マジョリティ研究-」、上岡陽江ダルク女性ハウス代表から「トラウマとスティグマ-依存症自助グループのあゆみと課題-」についてお話いただきました。その後、お二方から「当事者研究の歴史・理念・方法-ワークシートを使って-」についてお話いただきました。
午後の部では、実際に当事者研究ワークシートを用いて、参加者それぞれが「いま抱えている困りごと」について当事者研究を体験しました。また、熊谷晋一郎東京大学先端科学技術研究センター准教授からは「当事者研究と専門知-精神保健サービスの共同創造の方法論を目指して-」についてお話をいただきました。講師の先生方の体験と実践に基づいた貴重なお話から、スティグマとトラウマに関する多角的理解や当事者知と専門知を合わせて精神保健サービスを共同創造することの重要性及び実現に向けた課題について学びを深めることができました。

キックオフシンポジウム活動報告

日時
2019年1月27日(日) 13時~19時
場所
東京大学医学部附属病院 入院棟A15階大講義室

第一部講演

  1. 13:00-13:05
    ご挨拶
    宮園 浩平(東京大学大学院医学系研究科長)
  2. 13:05-13:20
    価値にもとづく支援とは何か:プロジェクト説明
    笠井 清登(東京大学大学院医学系研究科 教授)
    「動画はこちらからご覧ください」
  3. 13:20-13:50
    これからの心理職に求められる素養―
    ―科学者-実践家モデルの新たな展開を目指して
    能智 正博(東京大学大学院教育学研究科 教授)
  4. 13:50-14:20
    総合病院における多職種協働 心理職の立場から
    花村 温子(埼玉メディカルセンター 臨床心理士)

第二部講演

  1. 14:30-15:00
    支援と研究のコ・プロダクション―
    ―当事者研究という試み
    熊谷 晋一郎
    (東京大学先端科学技術研究センター 准教授) 
  2. 15:00-15:30
    リカバリーカレッジ――学びの場の共同創造・共同提供
    宮本 有紀(東京大学大学院医学系研究科 准教授)
  3. 15:30-16:00
    ピアサポートの力がもたらすもの
    ーリカバリーを現実のものへ
    佐々木 理恵(WRAPファシリテーター・ピアスタッフ)
  4. 特別講演
    16:10-17:00
    ケアする関係の作り方と心理支援の基本
    堀越 勝(国立精神・神経医療研究センター
    認知行動療法センター センター長)
  5. 特別企画
    17:15-19:00
    「みんなの学校」上映

概要

文部科学省課題解決型高度医療人材養成プログラム 東京大学 職域・地域架橋型価値に基づく支援者育成プロジェクトの立ち上げに際して、キックオフシンポジウムが開催されました。
はじめに宮園浩平東京大学大学院医学系研究科長よりご挨拶をいただき、次に笠井清登東京大学大学院医学系研究科教授から「価値にもとづく支援」と本プロジェクトについての詳細説明がありました。
第一部講演では、能智正博東京大学大学院教育学研究科教授から「これからの心理職に求められる素養」について、埼玉メディカルセンターの臨床心理士である花村温子先生からは心理職の立場から総合病院における多職種協働やチーム医療を実践する上で気をつけること等をお話をいただきました。
第二部講演では、熊谷晋一郎東京大学先端科学技術研究センター准教授からは「支援と研究のコ・プロダクション――当事者研究という試み」、宮本有紀東京大学大学院医学系研究科准教授からは「リカバリーカレッジ――学びの場の共同創造・共同提供」についてお話いただき、支援者に求められる基本の1つであるコ・プロダクションについての理解を深めました。またWRAPファシリテーター・ピアスタッフの佐々木理恵さんからは「ピアサポートの力がもたらすものーリカバリーを現実のものへ」と題したご自身の経験に基づいた貴重なお話をしていただきました。
特別講演では、堀越勝国立精神・神経医療研究センター認知行動療法センター センター長よりケアする関係の作り方や心理支援の基本と態度、解決法について学ぶことができました。各講演ともに活発な質疑応答等が行われ、ご参加された方々からの来年度4月より開始される各コースに対する期待や興味関心を窺い知ることができました。
最後に特別企画として「みんなの学校」が上映され、閉会となりました。

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