Cコース 職域・地域架橋型コーディネーター
C-2コース 6月活動報告
- 日時
- 2026年6月21日(日)
- 方法
- 東京大学本郷キャンパスにて対面開催
概要
職域・地域架橋型コーディネーター養成C-2コース6月講義が開催されました。
6月21日午前共同創造~研究・医療・医学教育における導入の試みから学んだこと~
山口創生 国立精神・神経医療研究センター室長
里村嘉弘 東京大学 医学のダイバーシティ教育研究センター
金原明子 東京大学医学部附属病院精神神経科
6月21日午後共同創造~様々な場所における当事者の活躍~
山田悠平 精神障害当事者会ポルケ代表理事
佐々木理恵 東京大学 医学のダイバーシティ教育研究センター 学術専門職員・ピアサポートワーカー
受講生の感想
(山口先生、里村先生、金原先生の講義)
当事者と研究者の間の考え方の違いが興味深かった。その上で、単に当事者の視点を入れるということではなく、自分が今いるフィールドから一歩外に出て相手を知ろうとすることの重要性を感じた。共同創造は形式的なものになる危険性もあると思うため、あくまで他者理解の営みの延長として人として相手を尊重する姿勢を持つことが大切になることも強く感じた。
(山田先生、佐々木先生の講義)
対人援助職として、縁があり出会えたその人へのリスペクト(主観は伝わる)、共に取り組み、途中で気が付いた事は修正等する作業を繰り返す過程(プロセス)を大切にしたいと考えました。専門職と当事者、この言葉で括らざるを得ない状況はあります。しかし、お互いが今までの人生を背負った人です。対人援助職に就く者は、自ら、また無意識に、壁を作り出していないか。自分自身に問いかけ続けることも必要であると考えました。
Cコース 職域・地域架橋型コーディネーター
C-1コース 5月活動報告
- 日時
- 2026年5月17日(日)
- 方法
- 東京大学本郷キャンパスにて対面開催
概要
職域・地域架橋型コーディネーター養成C-1コース5月講義が開催されました。
5月17日午前「総合病院の心理臨床と支援者支援」
国家公務員共済組合連合会虎の門病院
舘野由美子 心理部室長 臨床心理士/公認心理師
東京医療センター精神科
千葉ちよ 臨床心理士/公認心理師
5月17日午後「トラウマ焦点化治療」
兵庫県こころのケアセンター
亀岡智美 副センター長
受講生の感想
(舘野先生、千葉先生の講義)
"苦しみは個人の中にあるのではなく、関係の中で生成される"というフレーズが印象的でした。振り返ってみたときに、辛かった体験は確かに関係の中で生じていましたが、当時はその原因を自分自身の至らなさが全てであると認識していました。組織内で共有していき、組織全体で考えていきたいです。
(亀岡先生の講義)
今回の講義を通して、PTSDへの理解を深めることができたとともに、その支援に用いられるスキルやアプローチは、精神科看護師としての関わりにも応用できると感じた。精神症状など心身に顕在化される健康問題に対してトラウマの視点や心理的安全性の確保を目指した関わりを重要視したいと思う。また、自分や組織の周辺に存在する「構造的トラウマ」に気づき、課題意識を忘れずに支援していきたいと思う。
Cコース 職域・地域架橋型コーディネーター
Cコース合同 4月活動報告
- 日時
- 2026年4月5日(日)
- 方法
- 東京大学本郷キャンパスにて対面開催
概要
職域・地域架橋型コーディネーター養成コースC合同 4月講義が開催されました。
4月5日午前TICPOCとは何か
こころと社会と支援関係の作用点をみる臨床メガネ︓価値、トラウマ、ディスアビリティ
笠井清登 TICPOCスタッフ
4月5日午後共同創造に向けた組織変革とトラウマ
東京大学先端科学技術研究センター 熊谷晋一郎 教授
根っこから変えるんじゃない。今のままやれることをやる。
ダルク女性ハウス 上岡陽江 代表
認識的不正義を是正するための共同創造 ─自閉スペクトラムを例に─
東京大学先端科学技術研究センター 綾屋紗月 教授
受講生の感想
(TICPOCオリエンテーション)
「人生行動が価値に駆動されている」「価値は個人と家族、また社会との相互作用の履歴である」という言葉に、教員としてはっとさせられた。自分の経験を振り返っても思い当たることが言語化され、すっきりした。学校現場での子どもたちの良い行動も問題行動も、他者、社会との相互作用の発露だとすれば、その子自身だけにその責任を持たせるのではなく、そこに至った経緯、環境をじっくり理解しようと努めるべきだと感じた。
(熊谷先生・綾屋先生・上岡先生の講義)
支援は個人の問題を是正するものではなく、当事者と環境との相互作用を捉え直す営みであると学びました。特に、専門家と当事者の間にある前提のずれや、コミュニケーションが個人内ではなく関係性の中で生じるという視点は重要だと感じました。今後は、一方的に支援するのではなく、当事者と共に意味や価値を再構築する姿勢を意識し、対人支援の質を高めていきたいです。